エンタメリサーチ　自主調査レポート　vol.3

ドラマや映画での活躍には本業での活躍が必須？

今回、パイルアップ株式会社では、2020年3月18日（水）～2020年3月25日（水）の8日間、全国の15歳～69歳のテレビを1日1～2時間程度以上見る人1200名を対象に「テレビ」をテーマにしたインターネットリサーチを実施いたしました。

【研究員の狙い】

ドラマ、映画などに俳優を本業としているわけではない方が出演するのは、もはや当たり前になってきました。その中で、演技に感動させられることもありますが、そうでない場合、この人を世間に売っていきたいのかもしれないけれど演技の仕事を本業としている人をキャスティングすればいいのに・・・と思ってしまうこともあります。
とはいえ、私自身アイドルのファンでもあるので、自分の推しであれば演技がうまい下手など関係なくドラマなどに出演していること自体がすごく喜ばしいことであるのもわかります。（私はハロプロのファンなのでそのような機会は少ないですが・・・）そこで、どんな人が演技の仕事に求められているのかを知りたいと思い、今回の調査を行いました。

研究員とは…　テレビ、雑誌、ラジオ、音楽、マンガなどエンタメ好きの弊社社員で、「エンタメリサーチ」の担当者です。

Q11　テレビドラマでの演技が最もうまいと思うお笑い芸人をお答えください。

近年テレビドラマに出演していた方々を選択肢としました。ネプチューン・原田泰造さんが全体の1位となり、上位には出演本数が多いイメージのある方々が入りました。上位の方々は広い世代にまんべんなく「演技がうまい」という評価を受けているようです。

【研究員コメント「お笑い第七世代」は若い世代に人気！】

お笑い芸人がドラマに出演することは多くあり、最近ではメインキャストを務める作品もあります。
今回上位になった方々は特にたくさんの作品に出演しています。また、多少のバラつきはあるもののどの世代からも選ばれていて、俳優としての姿が定着していることがわかります。
2020年1月期に放送されていた「テセウスの船」では霜降り明星のせいやさんが黒幕だったことが最終回に発覚し、大きな話題となりました。今回の調査で、せいやさんは全体で20位でしたが10代のみ他の世代に比べてやや評価が高く「お笑い第七世代」の若い世代への人気が感じられます。「恋はつづくよどこまでも」に出演していたミキの昴生さんも同様の結果でした。
こうした若手のお笑い芸人のドラマ出演も今後さらに増えていくかもしれませんが、個人的にはせいやさんなどのように本業でしっかり結果を出している方に活躍してほしいと思っています。

Q12　ドラマや映画などで活躍してほしいと思う現役女性アイドルをひとりお答えください。／Q13　その理由を具体的にお答えください。

自由記述での調査であったため現役アイドルではない回答も多く見られました。1位白石麻衣さん、2位指原莉乃さん、3位齋藤飛鳥さんという、実質的に認知度や人気のランキングとなった印象です。特に白石麻衣さんは性年代別のランキングでも50代までのすべてで1位を獲得するなど、圧倒的な結果となりました。

【研究員コメント「圧倒的な勢いの46グループ」】

調査結果でも言及しましたが、今回は自由回答で調査を実施したため、現役アイドルでない方もたくさん回答されました。特にアイドルの熱心なファンでなければ、若い女性であれば女優でもタレントでも「アイドル」のくくりであるということがわかり、温度差を感じる出来事でした。
結果は実質的に人気投票のようになりましたが、46グループの勢いが圧倒的でした。46グループのメンバーは全体的に容姿やスタイルが良いメンバーが多いイメージのため、やはりアイドルには容姿やスタイルはかかせない要素であることがわかりました。ただ、「今後活躍してほしい」という調査なのでまだまだ演技の評価が未知数である方も多いです。AKBグループの台頭以降、「アイドルはその次の夢に向かっていくステップ」というイメージも強いので、推しにはずっと頑張っていてほしいという思いが反映された結果なのかもしれません。
アイドルである以上は、歌やダンスなどのパフォーマンスの実力があることが第一だと思いますが、その上で様々な分野で活躍してくれることで推しを見る機会が増えるので、ファンとしては嬉しいと思います。

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